言葉

洗顔洗塾の後のミニサイン会。穏やかな笑顔で目の前の方を見つめた後、今野先生の筆からは文字が一気に流れます。文字は言葉となってその方のなかに流れ込み、胸をどきんと鳴らせます。その方にとって、その時、最も大切な言葉がこうして届けられます。

あるいは、その時腑に落ちなくても、時の巡りのなかで、あの時のあの言葉はこういうことだったのかと気づく時があります。

「なんだか今野先生にはすべて見通されているみたい」と少し怖がりながらも、その方は今回もまた列に並んで下さいました。

「次の洗顔洗心塾はいつですか?」帰り際、訊ねられたその方は、それこそ洗われたような笑顔でした。